#デザインの対象

October 1, 2023

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Oct 12, 2023 09:11 AM
 
話を続ける前に、“デザインの対象”と言及した際に思い浮かべる項目について語ることから始めよう。これは、人と人、または人と物との間の相互作用を考慮して、個々のデザインエレメントが意味を成すためにはどのような要件が必要かを考えるためのものだ。これは、デザイン思考の基礎であり、全てのデザインディシプリンを通じて一貫している。
まず、一般的に区別されるデザインの分野について考えてみよう。「コミュニケーションデザイン」と「プロダクトデザイン」の2つだ。でも、この区別はちょっと不自然に感じることもある。それはどうしてだろう?
そもそも、「コミュニケーションデザイン」は、一般的にはメッセージ伝達のためのデザインで、これには様々な要素、たとえばグラフィックデザイン、情報デザイン、インターフェースデザインなどが含まれる。対して「プロダクトデザイン」は具体的な物理的対象、つまり製品のデザインだ。これらは目に見える形のデザイン、触れることのできる形のデザインである。
ここで問題になるのは、「現象のデザインと対象物のデザイン」という分け方だよね。これらの分野が横並びになっているのはちょっと変だと感じるんだよね。なんとなく、「現象」とは何か、なぜそれが一緒になっているのか理解できない気がする。
そう考えると、「コミュニケーションデザイン」を「インタラクションデザイン」と図解する方がもっと自然だろう。それはなぜかというと、「インタラクションデザイン」は複数の主体が関係しないと成り立たないデザインで、それが「コミュニケーションデザイン」の本質をより適切に表現していると考えられるからだ。つまり、デザインが行われる最も基本的な単位が「人と物」または「人と人」の間の相互作用であることを強調するのだ。
しかし、ここでも完璧な代わりの表現を見つけるのは難しい。だから、とりあえず今のままでいいかな。つまり、“デザイン”という言葉を使うとき、その対象が何であるかを思い浮かべることは重要だが、その定義や分類が少し曖昧であっても、デザインのエッセンス、つまり人間の行動や体験、そして物質的な対象との相互作用を最適化するためのプロセスを理解している限り、それで充分だと考えている。
💡
timesに書いたことをChatGPTに清書させたもの

Author

Yasuhiro Yokota

1991-, Designer

大学卒業後、行政機関で情報政策部門で勤務。株式会社ワークスアプリケーションズを経た後、フリーランスでグラフィック・デジタル双方のデザイン及びディレクションを通し、様々なプロジェクトに携わる。株式会社TERASSに創業期からシリーズBまで参画した後、2022年9月にマイベスト入社。グロービス経営大学院卒業。

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Updated 22 days ago

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