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Overview
以前事業会社で新卒採用(デジタルプロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン)をやっていたときに感じていたことと示唆をまとめます。前提、いまの若い人はすごい。
書類選考のUX
- RedesignerやPDFはスライドが縦にならぶ。つまり、デザイナーがデザインしているのと異なる画角でみていくことになる。一枚一枚は小さくされている事が多い。
- 1人で書類選考していると100人以上みることになる。割り振られて書類選考する形式であれば数名分しっかりみるのかもしれない。候補者の経験の幅として、インターンしてきた人、美大の人、独学の人、文系大学出てまた学校いった人、といろいろ混ざっている。
観点
採用の目線は会社によって異なるけども、書類選考の段階ではおよそ以下のポイントで重み付けがある
- クリエイション: デザインをすることができるか
- プロセス: つくる前からなにかを考えているか、デザインをどのような射程でとらえているか
- スタンス: 積極的に学ぶ/行動する人なのか ≒ 学んできた人なのか
- パーソナリティ: なにが原動力になる人なのか、どんな人なのか
- リソース: どのような情報を浴びてきた人なのか
これらをふまえ
- ページのなかで何が主題かを視覚的にわかるようにする。タイトルでもページのレイアウトでも表現できる。
- 見出しはメッセージを書く。「プロセス」のような項目名がなくても「試作と5人へのインタビューを3回繰り返す」のように、伝えたいこと、伝わるべきことを明確にする。
- 一つ一つの要素に必要か?それで?を問いかけてけずる。
- 要素を色々なところにおかず、近接の法則でまとめる。
- 1枚をつかって1つを見せたいのか全体感を見せたいのかをはっきりする。
- どのような工夫をしたかの説明は一定見慣れている。どのような課題に着目し、なぜそのアプローチをとったか、そしてその現れとしての成果物というストーリーを表現する。
その他
- ソフトの使用経験はみていないが、STUDIOで自分でサイトをつくった、など積極性がみえるとポジティブ。
- プロセス重視型・クリエイティブ重視型かは、会社とあなたによるのでどちらもありだと思う。
- 派手である必要はないものの、プロダクトデザイナーでも、タイポグラフィやレイアウトの基本はおさえてほしい。そのままプロダクトのクオリティにでるので。
- インターンや実務の経験は能力というよりも行動の積極性のあらわれとして評価できる。 けれど、あまり掲載されているものが、実務・課題・自主制作か自体はあまり重視していない。
- 自主制作はプロダクト系であれば、それなりにリアルな課題のフォーカスする努力を期待したい。
- 課題は、毎回つくるものやデザインがバラバラになりがちで、評価が難しくなってしまう。ポートフォリオ全体をとおしたイメージがバラバラになるのであれば取捨選択をしたほうがいいかもしれない。
- 職能に関連しないものは載せてもポジであるが(例えばプロダクトデザインのポートフォリオの末尾に油絵の作品があるなど)、志向性の比率を誤解されないようにしたい。
- Webサイトで提出することは、技術的な関心のあらわれとしてポジティブだが、遷移に時間がかかって見るのに時間がかかるものは避けたい。
- ○○ファイル便のようなダウンロードにいくつか操作が必要だったり、重いファイルは好ましくない。また、候補者情報をパソコンに保存したくない。
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